industry dynamics
产业动态
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サーマルリサイクル以外のプラスチックリサイクル率が低い(25%程度)日本国内で廃棄されるプラスチックは年間で800万トン以上にのぼります。2022年の有効利用率は87%とされていますが、種類に着目すると、半分以上はサーマルリサイクルされており、ケミカルリサイクル・マテリアルリサイクルされる率はプラスチック総排出量の25%程度にとどまっています。一方で近年は、気候変動への対処という観点から、CO2排出量の削減も世界的に求められています。プラスチックを燃やす必要がある現状のサーマルリサイクルは省CO2化には適していないため、今後はマテリアルリサイクルやケミカルリサイクルの利用拡大が不可欠なのです。しかしながら、ヨーロッパ諸国と比較すると、オランダやノルウェーなどではエネルギー利用以外でのプラスチックリサイクル率が50%を超えており、それ以外の国でも30%を超えているところが少なくありません。日本の取り組みはまだまだ追い付いていないのが実状です。 |